ソフトバンクがイー・アクセスを買収して思ったこと

公開日 : 最終更新日 :

カテゴリー :

2012年10月1日、ケータイ業界3位のソフトバンクが同4位のイー・アクセスをおおよそ2000億円で買収すると発表しました。この買収によりソフトバンクの携帯契約数がイー・アクセスとあわせて約4000万台弱の契約となり、約3500万台強の業界2位のKDDIを抜き業界2位になります。

孫社長のひとこと

ソフトバンクの孫正義社長は、

「いずれはさらに深い関係になりたいという思いは持っていたが、正式に、必死の思いで提案しようと腹をくくったのは、iPhone 5のテザリングを『やりましょう』と言った瞬間」

と語りました。という前フリはこのへんにしておいて、僕がソフトバンクのイー・アクセス買収について思ったことを箇条書きにしてみました。

イー・アクセス買収で思ったこと

  • 周波数いっぱい持ってるようになったなぁ
  • 700MHz帯の周波数も取るのかなぁ
  • 楽天イーモバイルをはじめとしたMVNOはどうなるんだろう?
  • ゴールドマン・サックス儲けたなぁ

ざっくりとこんな感じに思いました。

周波数いっぱい持つようになる

まずは、周波数がたくさん持つようになることです。現在のソフトバンクは、メインの2GHz帯とPDC時代からもっている1.5GHz帯に最近とった900MHz帯の3つに、完全子会社のウィルコムが持つPHSの1.9GHz帯と関連会社のワイヤレスシティプラン二ングが持つ2.5GHz帯に加え、イー・アクセスの1.7GHz帯も持つようになるとドコモもびっくりのたくさんの周波数をもつ会社になることになります。さらには、ドコモ・KDDI・イー・アクセスの3社で取得する予定の700MHz帯もイー・アクセスがソフトバンクに変わるのでドコモ・KDDI・ソフトバンクとなり、うまく免許が交付されるドコモ以上につながるような会社となるはずです。そうすんなりと700MHz帯も取れるとは思いませんが…

MVNOはどーなるんだろう?

次にMVNOやADSLについてです。MVNOについて言えば、イー・アクセスはたくさんのMVNOを抱えていますから、ソフトバンクがiPhoneのためにおいそれと切ることはないとは思います。しかし、イー・アクセスは、モバイルWi-Fiルーターを持つヘビーユーザーが多いと思われ、ソフトバンクがデザリング許可でヘビーユーザーが増えるであろうiPhone用にバイパスしようとしてもすぐにパンクしそうな感じがします。そのため、まっさきにMVNOの回線をもつユーザのスピードが絞られたり、ソフトバンクの1.5GHz帯のDC-HSDPAに生かされるかもしれません。

ゴールドマン・サックスは儲けたなぁ

そして今回のイー・アクセス買収で得をしたのは、ゴールドマン・サックスを始めとする外資の金融会社でしょう。もともとイー・アクセスはGSやモルガン・スタンレーといった外資企業に支えれてきた企業なので、そういった企業が現在株価の3倍でうまくエグジットできたなぁと思います。もちろんケータイ事業をはじめるときにはかなりの額を出資したと思いますのでどれくらい儲かったのかはわかりませんが、GSにとって不景気の中でまとまったお金が入るのはわるいことではないでしょう。

まとめ

イー・アクセスの買収で、5年前の3大キャリア時代にもどったケータイ業界ですが、そのときと違うのはドコモが契約数では、ぶっちぎりとはいえ一人勝ちとはいえない状況になったこと、ソフトバンクがボーダフォン時代の2.7倍弱にまで契約数を増やしたこと、KDDIがソフトバンクほど契約数も存在感もしめせないことなど5年前のケータイ業界とは大違いです。3大キャリアが今後どのように争っていくのかとても楽しみです。

引用

ピンバック

コメント

名前とEメールアドレスが必須です。

以下のHTMLタグが使用できます。 <a href="" title="" rel=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>